ギャラリー / Gallery
このページでは、バーチャル京都構築のための様々な研究やweb-GIS制作に関わる情報を提供しています。
ここでは主に、「バーチャル京都」マップに掲載前の各種コンテンツや技術についてご紹介します。
vol.5 「バーチャル京都Webサイトの一年間〜アクセスログからみる閲覧状況の分析〜」
(2008.01.16 UPDATE)
vol.4 「明治中期の京都〜千年の都の百年前のすがた〜」(2007.11.03 UPDATE)
vol.3 「京都観光の今昔」(2007.10.08)
vol.2 「京都市新景観条例のシミュレーション」(2007.09.03)
vol.1 「五山の送り火をどこから見ますか?」(2007.08.05)
京都では、送り盆にあたる8月16日の午後8時から五山送り火という行事があります。京都地域以外にお住まいの方々には、「大文字焼き」と一般的に呼ばれることもありますが、正式名称は「大文字五山送り火」で、5つの山で6つの形(大文字、妙法、船形、左大文字、鳥居形)を順番に点火します。
送り火の起源は諸説あるようですが、精霊の送り火として盂蘭盆会(うらぼんえ)の行事が一般的な定義とされています。一般庶民をも含めた年中行事として定着するようになったのは、室町時代とも江戸時代とも言われ、1658年頃には文献にも記されています。このことから、京都において長らく行われてきた伝統的行事であることは間違いないでしょう。
以下に示す図は、バーチャル京都を構築する3次元データのうち、建物や地表面の高さを有したデータを用いて、合計6カ所で点火される「五山の送り火」がどこからいくつ見えるかをGIS上で分析した結果を示しています。
「可視領域分析」と呼ばれるこの分析は、実態に近い分析を行うためには様々なデータが必要です。したがって、バーチャル京都で構築されている様々なデータを用いることで、今まで行われてきた分析よりも実態により近い結果を出すことが可能となります。
©CADCENTER & Ritsumeikan Univ
分析結果は、バーチャル京都3Dマップ以外にも様々な方法でweb配信を実験中です。その一つが、Google Mapsを用いた配信方法です。これは、London大学Centre for Advanced Spatial Analysis (CASA)で開発された「GMap Creator」を使用して開発中のものです。 試験的に公開もしています(こちら)。
©Centre for Advanced Spatial Analysis (CASA)